田中史子のつぶやきコラム

田中史子の
つぶやきコラム

田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

TOP > 田中史子のつぶやきコラム

2019.2.25

相続と財産分与

夫婦の婚姻中、双方の協力によって取得した財産は、実質的共有財産として、離婚の際に財産分与の対象となります。
これに対し、夫婦のそれぞれが結婚前から有している財産や、あるいは、婚姻後に取得した財産であっても、相続や贈与等、他方の協力によらず取得した財産については、夫婦それぞれの特・・・

2019.1.26

夫婦の同居義務

夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならないとされています(民法752条)。

夫(もしくは妻)が、正当な理由なく、妻(もしくは夫)との同居を拒否している場合には、妻(もしくは夫)は家庭裁判所に対し、同居を命ずる審判を求めることができます。
もっとも、審判で同居を命じら・・・

2019.1.5

相手方の特有財産の維持に協力した場合の財産分与

特有財産とは、婚姻前から夫(もしくは妻)が所有していた財産や、一方が相続、贈与等により取得した財産を言います。
財産分与(精算的財産分与)は、婚姻中に形成した財産を、離婚時に公平に分配するための制度です。したがって、精算の対象となる財産は、結婚してから形成した夫婦の実質的共有財・・・

2019.1.3

財産分与に借金は考慮されるか。

離婚にあたって財産分与する際、借金は考慮されるのでしょうか。

結婚してから、夫婦でマンションを購入するために住宅ローンを組んだ場合、財産分与の対象となる資産(マンション)のための借入金ですから、住宅ローンの残債務は財産分与の際に考慮されます。また、夫婦の生活費の不足分にあて・・・

2018.11.26

離婚による氏の変更

現在の法律では、結婚の際に、夫もしくは妻のいずれの氏(名字)を使うかを決めなければなりません。現状においては、妻が夫の氏に変更していることがほとんどだと思いますが、夫が妻の氏に変更することもあります。

離婚時には、氏を変更した妻(もしくは夫)は、原則として旧姓に戻ることにな・・・

2018.11.3

借金のある夫(もしくは妻)からの財産分与

夫(もしくは妻)に多額の借金があり、それに比して財産がわずかしかない場合、離婚にあたって妻(もしくは夫)は、財産分与を受けることはできるでしょうか。

夫(もしくは妻)が借金をしていて、今後の生活が不安、というご相談は多くお聞きします。夫(もしくは妻)の借金の原因が浪費等であ・・・

2018.10.6

財産分与と特有財産

離婚の際、財産分与の対象となるのは、婚姻期間中(別居まで)に得られた収入により取得した財産であり、それが夫婦のいずれの名義になっているかは関係ありません。しかし、婚姻期間中に得た財産であっても、それが親族からの贈与や相続財産であったり、結婚前からの預金である場合には、夫もしくは妻・・・

2018.7.27

財産分与と譲渡所得税について

離婚時、夫(もしくは妻)が、妻(もしくは夫)に対し、自宅マンションを財産分与する場合、税金はかかるのでしょうか。

この点、自宅マンションを無償で財産分与したのであれば、税金はかからないようにも思えます。しかし、不動産の財産分与においては、財産分与をする側に譲渡所得税がかかる・・・

2018.6.2

義理の両親との不仲

結婚後、夫(もしくは妻)の両親と不仲となり、それが原因で夫婦仲まで悪くなってしまうことがあります。では、義理の両親との不仲は、離婚原因となるのでしょうか。

単に義理の両親と不仲であるということだけでは、離婚原因とはなりませんが、それにより、夫婦関係自体が悪化して、修復不能な・・・

2018.5.11

性格の不一致による離婚

離婚原因として、「性格の不一致」ということがよく言われます。しかし、夫婦それぞれの性格が異なることは当然のことであり、性格が一致している、という夫婦の方がめずらしいのではないでしょうか。
裁判で、性格の不一致を離婚に離婚が認められるのは、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法77・・・

  • プロフィール
  • お客様の声