田中史子のつぶやきコラム

田中史子の
つぶやきコラム

田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

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2018.1.10

子どもを連れての別居

夫婦が別居する際、自宅を出て行く妻(もしくは夫)が、相手方の同意なく子どもを連れていくことがあります。このような場合、「子どもの連れ去り」にはならないのでしょうか。

これは大変難しい問題だと思います。夫婦双方が子どもの親権を強く主張している場合、子どもを・・・

2018.1.9

違法な監護の開始と親権者の適格性

子どもを一定期間継続して監護養育している親であっても、その監護が、子どもの連れ去り等の違法な行為によって開始されたものであるときには、そのことは親権者指定の判断要素とされます。

それまでの子どもの安定した生活を実力で変更することが、子どもの福祉に反する行・・・

2018.1.8

親権者の決定における面会交流の許容性

離婚時に子どもの親権者の適格性を判断するにあたり、離婚後の面会交流の許容性を判断基準の一つとする考え方があります。

子どもにとっては、父親と母親が円満に生活し、両親からの共同監護を受けることが最もよいことです。しかし、夫婦関係が悪化した状態になると、夫婦・・・

2018.1.6

きょうだい不分離の基準について

親権者の指定等においては、「きょうだい不分離の基準」というものがあります。

例えば長男、長女の2人きょうだいの場合、長男は父親が親権者となり、長女は母親が親権者となる、というように、きょうだいを別々にするのは相当ではない、という考え方です。

これは・・・

2018.1.5

平成29年12月5日最高裁第三小法廷決定

昨年12月5日の、子どもの親権・監護権に関する最高裁判所第三小法廷の決定を読み、その内容に感動したので、今日は、そのことについて書きたいと思います。

この事案は、協議離婚の際、父親を長男の親権者と定めたが、離婚前から母親が長男を連れて別居しており、離婚後・・・

2018.1.4

親権者決定における子の意思把握の方法

昨日のコラムで、「子どもが言葉で、親権者についての自分の意見を表明できる年齢については、おおむね10歳(小学校4、5年生)以上であれば問題ないとされています。」と記載しました。ただ、10歳以下の子どもであっても、子どもの意思を把握することが重要であることはもち・・・

2018.1.3

親権者指定についての子の意思尊重

子の親権者・監護者の指定について裁判をするに当たり、子が15歳以上の場合には、子の意見を聞かなければならないことになっています(家事事件手続法152条2項、169条2項、人事訴訟法32条4項)。

また、子の年齢が15歳未満であっても、その子の意思を把握す・・・

2017.12.31

親権者の適格性における継続性の基準

家庭裁判所において、親権者の適格性を判断する上で、重視される事情の一つに「継続性の基準」があります。

子どもの健全な成長のためには、親子の精神的結びつき、情緒的交流を途切れさせないことが重要であり、現在の子どものが安定しており、子どもが生活環境にも適応し・・・

2017.12.30

親権者の適格性における母性とは?

家庭裁判所において、親権者の適格性を判断する基準の一つに「母性優先の基準」があります。

母性優先とは、乳幼児については、特段の事情がない限り、母の監護養育に委ねることが子の福祉に合致すると言う考え方です。子どもがまだ小さいうちは、スキンシップも含めて、母・・・

2017.12.30

親権者の適格性

親権者の決定は、子の利益及び子の福祉を基準としてなされなければなりません。ここで子の利益及び子の福祉というのは、父母のどちらが親権者になれば、子どもが健全に成長できるか、ということです。これを「親権者の適格性」と言います。

民法766条1項においても、「・・・