田中史子のつぶやきコラム

田中史子の
つぶやきコラム

田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

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2018.5.5

宗教活動と離婚

夫(もしくは妻)が宗教活動を行っていることを理由に、離婚が認められるでしょうか。

夫婦であっても、それぞれ信仰の自由があり、夫(もしくは妻)に自分の信じている信仰を押しつけたり、夫(もしくは妻)の信じている信仰を禁止したりすることはできず、夫(もしくは妻)が宗教活動を行って・・・

2018.5.1

熟年離婚

結婚して長年が経ち、子ども達も独立した後、夫が定年退職したとたん、妻から離婚を申し出られるということがあります。
夫とすれば、これまで妻や子ども達のために、毎日、必死で働いてきて、やっとこれから妻とゆっくり過ごせると思っていたのに、突然の離婚の申し出に驚き、どうしてなのかわから・・・

2018.4.30

夫婦間の暴力

夫婦間の暴力は、離婚原因となります。離婚原因を規定した民法770条には、暴力が離婚原因となることは明記されていませんが、夫(もしくは妻)に対する暴力は、「離婚を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)にあたります。

また、夫婦間の暴力は、「離婚原因」となるだけでなく、・・・

2018.4.9

財産分与と株価の評価

財産分与の対象には、株式も含まれます。しかし、上場株式の株式で、株価が明確になる場合であっても、時間の経過によって株価は変動していくため、財産分与にあたって、どの時点の株価を基準とすべきかが問題となります。

この点、どの範囲の株式が財産分与の対象になるか・・・

2018.4.6

自社株と財産分与

夫(もしくは妻)が会社経営をしている場合、夫(もしくは妻)が保有している自社株は、財産分与の対象となるのでしょうか。

この点、会社が婚姻より前に設立されていた場合や、夫(もしくは妻)の特有財産をもとに設立した会社の場合には、原則としては、財産分与の対象に・・・

2018.4.5

借地上の住宅の財産分与

借地上の住宅を財産分与する場合、どのような問題があるでしょうか。

例えば、Aさん所有の土地を夫が借りて、その土地上に夫名義の自宅を建てている場合、Aさんと夫との間で、土地の賃貸借契約が結ばれていることになります。ところが、夫が離婚に際して、妻に自宅を財産・・・

2018.4.4

婚姻費用分担と財産分与

夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を負担します(民法760条)。

そのため、夫婦が別居していても、離婚までの間は婚姻費用の分担を求めることができます。例えば、妻が子どもを連れて別居した場合、妻は夫に対し、自分と子どもの生・・・

2018.4.3

財産分与と慰謝料請求の相殺

一般に、債務が不法行為によって生じたときは、その債務者は相殺をもって債権者に対抗することができないとされています(民法509条)。

これはどういうことかというと、例えばAさんがBさんに20万円を貸していて、Bさんがお金を返さないのに腹をたてたAさんがBさ・・・

2018.4.2

財産分与と慰謝料

財産分与には、夫婦が婚姻生活により共同して築いた実質的夫婦共同財産の精算の要素(精算的財産分与)と、離婚によって生活に困窮する相手方に対する扶養の要素(扶養的財産分与)があります。

では、財産分与に、夫婦の婚姻生活を破綻に導いた相手方に対する損害賠償請求・・・

2018.3.30

会社名義の財産は財産分与の対象になるか。

婚姻中に、夫婦の協力によって取得した財産は、夫の名義の財産か、妻の名義の財産かにかかわらず、離婚の際には財産分与の対象になります。

では、家族経営の会社で、夫(もしくは妻)が経営者で、妻(もしくは夫)も会社の経営を共に行っていた場合、会社名義の資産は財産・・・

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