田中史子のつぶやきコラム

田中史子の
つぶやきコラム

田中史子が日々の弁護士業務に
おいて感じていること、
考えていることについて
お伝えさせていただきます。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

※当事務所は、当ウェブサイトの内容の正確性・妥当性等につきましては細心の注意を払っておりますが、その保証をするものではありません。 また、当ウェブサイトの各情報は、掲載時点においての情報であり、その最新性を保証するものではありません。

TOP > 田中史子のつぶやきコラム

2018.4.6

自社株と財産分与

夫(もしくは妻)が会社経営をしている場合、夫(もしくは妻)が保有している自社株は、財産分与の対象となるのでしょうか。

この点、会社が婚姻より前に設立されていた場合や、夫(もしくは妻)の特有財産をもとに設立した会社の場合には、原則としては、財産分与の対象に・・・

2018.4.5

借地上の住宅の財産分与

借地上の住宅を財産分与する場合、どのような問題があるでしょうか。

例えば、Aさん所有の土地を夫が借りて、その土地上に夫名義の自宅を建てている場合、Aさんと夫との間で、土地の賃貸借契約が結ばれていることになります。ところが、夫が離婚に際して、妻に自宅を財産・・・

2018.4.4

婚姻費用分担と財産分与

夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を負担します(民法760条)。

そのため、夫婦が別居していても、離婚までの間は婚姻費用の分担を求めることができます。例えば、妻が子どもを連れて別居した場合、妻は夫に対し、自分と子どもの生・・・

2018.4.3

財産分与と慰謝料請求の相殺

一般に、債務が不法行為によって生じたときは、その債務者は相殺をもって債権者に対抗することができないとされています(民法509条)。

これはどういうことかというと、例えばAさんがBさんに20万円を貸していて、Bさんがお金を返さないのに腹をたてたAさんがBさ・・・

2018.4.2

財産分与と慰謝料

財産分与には、夫婦が婚姻生活により共同して築いた実質的夫婦共同財産の精算の要素(精算的財産分与)と、離婚によって生活に困窮する相手方に対する扶養の要素(扶養的財産分与)があります。

では、財産分与に、夫婦の婚姻生活を破綻に導いた相手方に対する損害賠償請求・・・

2018.3.30

会社名義の財産は財産分与の対象になるか。

婚姻中に、夫婦の協力によって取得した財産は、夫の名義の財産か、妻の名義の財産かにかかわらず、離婚の際には財産分与の対象になります。

では、家族経営の会社で、夫(もしくは妻)が経営者で、妻(もしくは夫)も会社の経営を共に行っていた場合、会社名義の資産は財産・・・

2018.3.29

老人性認知症と離婚

夫(もしくは妻)が老人性認知症になった場合、そのことを理由として離婚することはできるのでしょうか。

この点、妻がアルツハイマー病にかかり、特別養護老人ホームに入所している事例において、夫からの離婚請求を認めた裁判例があります(平成2年9月17日長野地方裁・・・

2018.3.22

精神病を理由とする離婚

民法770条1項4号は、「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき」を離婚原因の一つとして挙げています。

しかし、夫(もしくは妻)が精神病にかかった場合、それだけですぐに離婚できるということではありません。「強度の精神病」であることと、「回復・・・

2018.3.14

夫もしくは妻が3年以上生死不明の場合

民法770条1項3号は、夫(もしくは妻)が「3年以上生死不明」の場合を離婚原因として挙げています。

その理由について、名古屋地方裁判所平成29年5月29日判決は、「婚姻関係は一面倫理的、精神的な関係であると同時に、他面生物学的関係でありまた経済的関係であ・・・

2018.2.26

夫婦の同居義務

民法においては、「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」(民法752条)と定められています。これによれば、夫婦は原則として同居生活をしなければならず、正当な理由がなければ別居できないことになります。ただ、夫婦双方が別居することに合意している場合や・・・