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離婚を拒んでいた夫と、調停で離婚が成立した事例

ご相談内容

幼いお子さんを連れて、夫と別居した女性からのご相談でした。ご依頼者は、結婚後、それまで見えなかった相手方の生活習慣や性格がわかってショックを受けました。ご依頼者は、お子さんも生まれたため、なんとか相手方と結婚生活を続けようと様々な努力をしましたが、相手方はご依頼者が悩んでいることすら理解してくれず、精神的に限界に達して別居に至ったとのことでした。ご依頼者は、早期に相手方と離婚することを希望されていました。しかし、相手方は離婚を拒んでおり、直接話し合いをしようとしても感情的になってしまうので、協議を依頼したいとのことでした。

当事務所での対応

ご依頼を受けて、相手方に離婚協議を求めましたが、相手方が協議に応じなかったため、離婚調停を申し立てました。
離婚調停においても、相手方は当初、離婚を拒んでいました。しかし、ご依頼者が、相手方との結婚生活を続けることは無理だと考えている理由や、離婚してもお子さんとの面会交流を拒否することはないことを粘り強く伝えました。
また、ご依頼者が夫婦の財産を管理していたため、財産分与の資料と、相手方への分与額を分かりやすい形で示しました。

結果

3回目の調停で、相手方も離婚に同意し、面会交流、養育費、財産分与についても取り決めができました。
本件は、ご依頼者と相手方との認識に大きな差異があり、相手方に離婚に同意してもらうまでに時間がかかりましたが、それでも結果的に調停で合意に至ることができました。
ご依頼者からは、「不安や疑問があれば、その都度、話を聞いてもらえたので、前に進めたと思います。」と言っていただきました。
離婚成立後にご依頼者にお会いした際、それまでの固い表情が消えて、明るい雰囲気に変わられていたのが印象的でした。ご依頼者は、精神的に大きな重荷となっていた婚姻関係から解放され、お仕事にも打ち込んで、自由と自立を手に入れることができたと思います。これから、お子さんとともに、新たな人生を切り開いて行ってほしいです。

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